「メガエルレイドex SAR ゲットバトル」は、その場で開けた15パックだけで40枚のデッキを組む形式です。構築済みデッキを持ち込む普段の対戦とは、考えることがかなり違います。ここでは何を先に決めるべきかを、シミュレーターで測った数字とあわせてまとめます。
基本エネルギーの枚数は、店舗によって「1タイプにつき16枚まで」などの制限がある場合があります。当日の案内を確認してください。このツールでは、単色になったときは16枚で止めるようにしています。
一番効くのはサイドが4枚であることです。普段より2枚少ないので、1回の攻撃で試合が動きます。とくにメガシンカexは倒されるとサイド3枚を渡すので、4枚のうち3枚が一度に飛びます。強いカードですが、入れると試合が短くなる方向に働くことは頭に入れておいてください。
プールを見て最初にやるのは、どのエネルギーを積むかを決めることです。ここを決めないとポケモンを選べません。
このとき見るのはカードのタイプではなく、ワザが要求するエネルギーです。炎タイプのポケモンでも、ワザのコストが無色だけなら炎を積まなくても撃てます。逆に、タイプが合っていてもワザに別の色が要るなら、そのカードは軸に乗りません。
基本は1色か2色です。色を増やすほど、必要な色が手札に来ない事故が増えます。2色にするなら、片方は無色ワザで動けるポケモンを厚めにすると安定します。
ただし3色になることもあります。たねポケモンが足りない、引けた ex がばらけている、といったプールでは、事故を承知で3色目を足したほうが強いこともあります。このツールの自動構築も、たねが9枚に届かないときは3色目まで広げます。4色以上はまず成立しません。
シールド戦で一番多い負け方は、初手にたねポケモンが1枚も無くて置いていかれること(マリガン)です。40枚のうちたねが何枚あると、どのくらいの確率で事故るかは計算できます。
7枚だと4〜5回に1回は事故ります。9枚が実用的な下限で、ここから増やしても効きは鈍っていきます(9枚→12枚で7.7ポイントしか下がりません)。このツールの自動構築も、たね9枚を目標に組んでいます。
「強いポケモンを入れたら枠が足りない」となったときは、たねを削るより進化ラインを1つ諦めるほうが安全です。
進化ポケモンを1匹立てるには、進化元と進化先の両方が必要です。40枚しかないので、1ラインに3〜4枚使うことになります。
とくに2進化は間に合いにくい形式です。たねを出して、1進化して、2進化して、とやっているうちに、相手はサイドを2枚取り終わっています。2進化を入れるなら、それが勝ち筋そのものだと言い切れるときだけにしてください。
進化元が足りていない進化ポケモンは、ただの死に札です。デッキを組んだら進化元の枚数が進化先以上あるかを必ず数えてください(シミュレーターの「デッキの点検」で自動的に見ています)。
構築戦の感覚だと多く見えますが、シールド戦では16枚が下限です。理由は山札を掘る手段がほとんど無いから。この弾はサポートが4種類しかなく、グッズも限られるので、エネルギーが引けなければそのまま止まります。構築戦のように「少なく積んで持ってくる」ができません。
上限は20枚あたりです。それ以上はポケモンとトレーナーズが薄くなりすぎます。このツールで3,000回組ませたところ、平均17.5枚、16枚が41.9%、20枚が20.8%という分布になりました(単色は16枚で止めるので平均16.7枚、2色以上は平均18.0枚です)。
トレーナーズはこの弾では選択肢が少なく、サポートは4種類しかありません(MCの盛り上げ・ギリー・ヒガナの信頼・フウとランの修行)。15パック開けても、平均3.5枚しか手に入りません。参加賞のガイを足して4〜5枚が普通です。引けたサポートは基本的に全部入れると考えてよいです。
封入率はメーカーが公表していないので、以下はこのツールが使っている推定モデル(BOX単位で当たりの本数を先に決める方式)での数字です。目安として見てください。
ex の枚数は、0枚が2%、1枚が12%、2枚が29%、3枚が32%、4枚が18%、5枚以上が6%です。2〜3枚がもっとも多いので、「exを何匹立てるか」ではなく「引けた ex を活かせる色に寄せる」考え方のほうが噛み合います。
スタジアムが平均4枚と多めなのは、この弾のスタジアムが左右2枚で1つという構成で、アンコモン22種のうち6種を占めているためです。左右そろわないと場に出せないので、片方だけ引いても入れる意味はありません。
紙の上で40枚がそろっても、実際に回ると印象が変わります。よくあるのは次の2つです。
このツールでは、40枚を20,000回シャッフルして事故率を測るところと、盤面を実際に動かすところまで用意しています。組んだら一度回してみて、上の2つが起きないか確かめてください。
ここに書いた数字は、本ツールの推定モデルと計算によるものです。実際の封入率や大会のレギュレーションは、かならずポケモンカードゲーム公式ホームページで確認してください。